ケープ・ライトのdiary

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ぼくたちの仕事は写真を撮ること。

撮る上で、カメラとレンズは必ず必要になる道具です。

如何に正確にピントを合わせ、如何に適切な画角で暗い場所でも写真に残せるか・・・

という基準でこれまでカメラもレンズも揃えてきました。

第一は思い描いた写真を撮ることです。

でも今年秋に購入したレンズはすこしそれとは違います。

105ミリという焦点距離でズームはできません。被写体が小さいな、と思ったら近づかなくてはいけないし、大きいなと思ったらぼくが後ろに下がらなくてはいけない。
これが、文字で読むと簡単なようでも実は難しいです。

運動場のような広いところでは問題ないかも知れないけれど、人がパンパンに入った室内だと、写真を撮るために「すみません」と周りの人に言いながら後ろに移動しなくちゃならないし、105ミリというレンズは結構な望遠なので、被写体の人物と話をして、そこから写真を撮るためにドタドタ10メートルくらい離れるために走らなきゃいけない時だってあります。ポーズを変えるときはまたドタドタ10メートル近づいて、撮る時10メートル離れる。結構なスプリントですね・・・

でも便利じゃないレンズを使うようになって写真が変わった気がします。

まず望遠のズームレンズほど大きくないので、撮られる人が威圧感を感じずにいれそう。(これはカメラ位置が離れているというのもあるかも知れない)
そして、このレンズ、とにかくむっちゃ明るい(写真用語で言うと開放の絞りが1.4です。)キャンドルだけで夜に撮影するときも問題なく撮れます。目で見て真っ暗なシーンでもちゃんと写ってくれるので、夜に撮れる写真の可能性が格段に変わりました。

そして、写りがむっちゃキレイです。ぼくたちが普段使っている他のレンズももちろん素晴らしくきれいなんだけど、そこからモヤのようなものを取り去って、真冬の晴れた朝のような透明感ある写りをします。

このレンズは決して安くはなかったし、このレンズがなくても良い写真は撮ることができます。
でもこのレンズのお陰で、ぼくが表現できる写真の幅が大きく広がりました。

2016年、ぼくたちの写真は大きく進歩しました。
そしてこれからもこのレンズの良さをもっとたくさん引き出して、新たな可能性を探っていこうと思います。

カメラマンによって、合った焦点距離やレンズというのは存在すると思いますが、ぼくはようやく自分に合ったレンズにめぐり逢えた気がします。これから大切にします!


河田洋祐

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子どもの瞳に色々な世界が映っていて、それが写真を通して見れるのが良いな、と思います。

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今年の夏からスタッフの一員として加わったメッコさん。
彼女のセンスは抜群で、身の回りのものや音楽なんかまで僕たちは日々多くの刺激を受けています。

そんなメッコさんが結婚したのは3年前のこと。

身近な人ばかりを呼んでウェディングパーティーを開催したようなのですが、
その時の引き出物の一つがこの写真立て。

旦那さん、清成さんの出身県、沖縄の県の木「松」とメッコさんの出身県高知の県木「杉」で作られています。

ふたつで写真を支えるようになっていて(ひとつだけだと倒れてします)
その作りも結婚式にちなんだものとして素晴らしいアイデアだなあと思います。

シンプルだけど可愛らしく、温かみもある、最高のアイテムですね。


こんな引出物がどんどん増えてゆくと良いな。

誰もがもらって嬉しいモノの紹介でした☆


河田洋祐


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結婚式の写真を4年前に撮影させていただいたオカダ夫妻がアトリエに来てくださったのは昨年末。
毎年記念撮影を撮らせていただいていて、この時は半年振りの再会。移転して初めて新しいアトリエに来てくださった。

会えるだけでも嬉しいのに、この時ドライフラワーの大きなリースを転居祝いにプレゼントしてくださった。

淡いグリーンを基調としてピンクやオレンジの実がアレンジされていたナチュラルな雰囲気のリース。ぼくたちは声を上げて喜び、アトリエの壁のど真ん中に飾った。
以来、毎日リースを見上げて仕事をしている。オカダ夫妻がプレゼントしてくださったこのリースのおかげでアトリエの雰囲気は随分柔らかくなった。

先日、オカダ夫妻がこのリースを注文したお花屋さんにひょこっと遊びに行った。

「ありがとうございます!作っていただいたリース、アトリエに大切に飾らせていただいています!」

このリースを作ったのがどんな人だろうと興味があった。

お店にいたのはやわらかい雰囲気を持ったオオヤマさんという女性。この方が僕たちにあったテイストのリースを作ってくださったのだ。突然押しかけたぼくに親切に対応してくださったオオヤマさん、帰り際には「せっかく来てもらったんだから・・」とお花をお土産にくださった。

10分にも満たない時間の立ち話。でもオオヤマさんの人柄、花に対する思い入れは初対面のぼくの心に響く。

ぼくはオオヤマさんが作ったリースを見上げて今日も仕事をする。
このリースにはオカダ夫妻とオオヤマさんの思い入れがたくさん詰まっている、そんなケープ・ライトの宝物。


河田洋祐

リースを作ってくださったオオヤマさんのお店、グリュックのHPはこちらから

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現在、nanaeさん作成のハンドメイドアルバム(手焼き用)にはワットマンという紙を台紙として使用していますが、この度ワットマンの国内取扱いが終了となりました。

nanaeさんに代わりとなる質の良い紙を探していただいたところ、ファブリアーノという紙に行き着きました。
ワットマンと似た柔らかい手触りが特徴です。

製造元のファブリアーノ社は1264年イタリアで創業。
ダ・ヴィンチやラファエロも愛用したことで知られています。
現在はスケッチ・デザイン用紙をはじめイタリアのパスポート・ヨーロッパ通貨ユーロもこのファブリアーノ社の紙が使用されているそうです。

今後はファブリアーノ紙を使用して行きます。
新しいアルバムにご期待ください。


カワタヨウスケ

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夏の終わりからレザークラフトに熱中しています。

「あったら良いな」と思うアイテムを自分でカタチに出来る所が魅力的。

まだまだ初心者で思い通りの物は作れないけど、ようやく記念すべき最初の作品が誕生しました。

それは手帳カバー。長い時間を掛けてようやく完成。

これから肌身離さず持っていたいと思います。


カワタヨウスケ


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表紙に刻印で名前を彫ってみました

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ベルトの部分にこだわりました

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二眼レフというカメラがある。

下の写真のようなもの。昭和30年代に主流だった、今となってはアンティークなカメラだ。

首から下げているとアクサセリー代わりにもなるのだが、その写りはとても良い。何せ使用するフィルムが一般のものより4倍ほど大きい。
だから画質もはるかに良い。
そしてレンズが古い分、発色が控えめで見飽きないのだ。

ファインダーの見え方が左右逆だったり、ピントや露出がすべて手動だったりデジカメに比べるとはるかにとっつきにくいカメラなんだけど、その分使いこなせるようになると愛着がわく。

ぼくは使用しているのはミノルタ製。
7年ほど前にアンティークのカメラ店で購入したものだ。

買った当時はピカピカで、今までの持ち主がずっと大切にしまっていたのだと思う。(昭和30年代なら今で言う車と同じくらいの高価な買い物だったようだ。)

ぼくは顔も名前も知らないかつての主の姿を思い浮かべながら静かにシャッターを切る。

デジカメよりもゆったりした時間が流れる。

ちなみに、下の写真はアトリエを訪れたお客様が写真を撮って送ってくださったもの。Hさん、ありがとうございます!!

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