ケープ・ライトのdiary

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20070322

ダンスチームTeaの公演「spring tea」を観ました。

ぼくは31年生きてきたけど、ナマでダンスを見るというのは初めての経験でした。もちろん全くの素人でキャストはダンスを通して何を伝えるのか、観客はどこを見てヨシとするのか、わからないことだらけだったのですが、開演して時間が経つにつれ、そのような事はどうでも良いのだと思いました。

眼の前で躍動する肉体は指の先まで緊張感が漲り軽快なリズムを刻みます。長く揃った髪は頭の動きに合わせて弧を描きます。客席まで荒くなる息遣いが聞こえてきます。

彼女達は全身を使って表現をしているのです。

思えば人は表現をする為、(他人に)伝える為に生きているのでしょう。ぼくが写真を撮るのも写真を通して伝えたいことがあるからにほかなりません。絵を描く、文章を書く、唄を歌う、話をする、マジックをする・・さまざまな方法を使って人は人へと思いを伝える手段を模索しています。

そして、ダンサーは自らの肉体を使って表現をしています。それは純粋で尊い姿です。

大切なのは伝えようとする気持ち。
受け取ろうとする気持ち。

そう気付いた時、今生きているのだと実感。
とても価値のある1時間でした。

きょう公演があった「ダンスチームTea」のホームページを載せておきます。
http://www.sakai.zaq.ne.jp/tea/
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20070321

先日、大阪高石市でミュージカルの撮影をしました。

ぼくの仕事のほとんどはウェディングの撮影なんだけど、年に2・3回ほど舞台の撮影の仕事があって、この撮影も楽しみな仕事のひとつです。

出演しているのは、たかいし市民劇団のひとたち。普段は主婦だったり、小学生だったり、年齢も生活も違う約40人の個性がステージ上でぶつかり合います。

普段はばバラバラの生き方をしているキャストの皆さんですが、舞台の上では気持ちはひとつです。みんな、「来てくれたお客さんを感動させたい!」という気持ちを抱いてステージに上がります。

ぼくは客席にカメラを構えていて、出演者と観客の心がひとつになって行くのを体で感じます。眼だけで写真を撮ることはできません。歌声と拍手とがホール全体を揺さぶる中、ぼくは体で感じたままシャッターを切りました。

写真を撮ろう、と思ってシャッターを切るのではなく、周りから押し寄せる眼に見えない大きなうねりに飲み込まれて指先がシャッターポタンを押しているような感覚。

それは写真を撮る上で最も大切なものかも知れません。

ただただ揺さぶられ、突き動かされて、結果多くの写真が残った・・・。そんな舞台撮影でした。

20070312

3月10日にウェディングの撮影がありました。

式を挙げたふたりはとっても面白く、披露宴会場は大阪、中崎町の焼き鳥屋さんでした。

大阪天満宮で式を挙げた後、天神橋商店街で写真を撮りました。そしてタクシーで移動。

焼き鳥屋さんの中は祝福の為に集まったゲストで満員です。テーブルには装花、もちろん高砂もあるのですが、店内は炭火焼の良い匂いが充満していて、「ああここ、やっぱり焼き鳥屋やったんや!」って気が付くと我に返ります。

皆肩を寄せ合って座って、皆で沖縄民謡を踊って(花嫁のお父さまがノリノリでした!)濃密な空間・時間。

始まるまでは「どんなんになるんやろう・・」と心配もしたけれど、とても個性豊かな手作りウェディングでした。

披露宴会場が焼き鳥屋なんて聞いて事がないし今後もまず撮影する機会が無いと思います。抜群に楽しい一日はあっという間におひらきになりました。

新郎新婦、ゲストの皆さまはもちろん、焼き鳥屋のスタッフの方々もお疲れ様でした!!

20070303

大阪市内でウェディングの撮影がありました。

昨日の挙式は屋外での人前式。久しぶりに屋外の挙式と言うことで「春が来たね!」と実感しました。

朝、家を出る時、晴れ。
式場に着いても晴れ。新郎新婦と会っても「良い天気で良かったですね!」という言葉から始まりました。

だけど、なぜ?なぜ?

リハーサルの途中から急に空が暗くなり、シャワーのような雨が降り出しました。主役ふたりの顔色も見る見る曇ってきてしまいました。

どうなるん?どうするん?頼む!雨止んで!!

そこにいる人皆が同じ気持ちで空に願いました。
だけど挙式開始時間になっても雨は止む気配はなく、泣く泣くガーデンでの挙式を諦め、会場を屋内に変更しました。

元々笑顔が素敵な新郎新婦。一度翳ってしまった表情もすぐに元に戻りやがて披露宴が始まりました。

雨は止んだけどすっかり暗くなったガーデン。そのガーデンを見渡せる場所での披露宴。外は暗くなってもパーティー会場は白熱灯の暖かい光の中にありました。そして、花嫁花婿が取り戻した笑顔はそこにいるゲスト、スタッフ全員に伝わってゆきました。

晴れていようと雨が降ろうとふたりの喜びは変わりません。ゲストの喜びも変わりません。

天気を変えることはできません。
大切なのは感謝する気持ち。祝福する気持ち。共感する気持ち。

きょう改めて教えられました。

とても良い結婚式でした。ぼくは今日、このふたりの写真を撮ることができたことを心より感謝します。ありがとうございました!

20070301

「佐伯祐三とパリの夢」展(大阪近代美術館心斎橋準備室)を見に行きました。

佐伯祐三の絵は数年前にどこかの美術展で偶然見たことがありました。力強く荒々しい筆遣いは、絵画の知識など全くないぼくにでもわかるくらい独特で、初めて作品を見て以来彼の名前を忘れることはありませんでした。

そして今日、佐伯祐三が残した二十点ほどの作品を真近で見る初めての体験。何度も塗り重ねられた絵の具、書きなぐられた文字、削り取られたキャンパス・・・。

描きながら感じたであろう喜び、怒り、悲しみ、畏れ。絵の前に立つだけで彼が抱えていたさまざまな感情を共有できるような気がします。作品が持つエネルギーに圧倒されました。

佐伯祐三は30歳という若さでこの世を去りました。

ぼくは彼が生きた以上の時間をこれまで過ごしてきたのだけど、今まで一体何を残してこれたのだろう・・・と思いました。

今まで何を残してこれたのだろう。と考えた今日から3月。
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