ケープ・ライトのdiary

20070512

5月の週末では珍しく撮影がなく、妻はぼくが休みなのを良い事に、友人と梅田に遊びに行った。

家に残された娘、もうすぐ2歳と31歳のオレ。

どこに行こうか??っていろいろと考えて、甲子園浜に行くことにした。ここは阪神間にしては珍しく砂浜(人工のだけれど・・・)が残っていて、砂場遊びが大好きな娘は大喜びするに違いないと思った。

ああ、うちの子供って単純。
思った通りに大喜び。

砂浜に着くなり、だっこしていたぼくの腕を振り解いて海に向かって絶叫しながら走って行く。なんとも勇ましい姿。

そして、平気で海の中に入ってゆく。おむつも服もずぶ濡れになるのも気にせず、波が来る砂の上に座って砂や砂利や貝殻を投げつけてみたり、持ってきたプリンのケースでケーキを作ってみたり。おいおい、テンション上がりすぎとちがう?

子供ってうらやましい。「時間」とか「疲れた」なんていう感覚がないらしい。
晴れてるといっても5月の海の温度はかなり冷たい。一緒に遊んでいるぼくの足だって冷えている。なのに我が娘は何時間も海から上がろうとしない。ただ、夢中になって大声を上げながら飽きもせず遊んでいる。

ふと考えて、ぼくは行ったいいつ頃から時計ばかり見るようになったんだろう?と思う。子供のころは、夜暗くなっても、晩御飯の時間になっても、ずっとずっと野球をしたり、探検したり、遊んでいた。遊んでいると、テレビやご飯など他の一切の事はどうだって良く、目の前の遊びがぼくの全てだった。モチロン遊びながら「疲れたなあ」なんて思わなかった。

うちの娘は、昼になっても妻が作ってくれた弁当には見向きもせず、相変わらず大喜びで遊んでいる。

子供は遊びの天才。

日に焼けても良いよ。ママに怒られるのは怖いけど風邪をひいたってすぐに直るよ。

だから思いっきり気が済むまで遊ぼうね。

20070504

知り合いのフォトグラファーに「ジャズライブの写真撮ってみいへん?」って誘われて「面白そうですやん!」とその話に飛びついて。それで本日の撮影をすることになりました。

高槻市の中心部のあらゆる場所(本格的なホールもあれば野球グランドや神社の能楽堂なども使ってその数40。参加するミュージシャンは4000人に上るそうです。)で無料ライブがあってこの2日街の中には音楽が溢れています。参加アーティストはプロの第一線で活躍する方々から学生の吹奏楽部までさまざま。だけどみんな音楽が好き、ということに変わりはありません。

観客も、小さい子供を連れた家族からおじちゃんおばあちゃんまで、色々な会場で思い思いの楽しみかたをしているのが素敵でした。ええ年したおっちゃんがお酒が入って良い感じになったのか最前列で踊りだしたり、演奏が終わった時に子供達が花束をもってステージに駆け寄って来たり。

会場の移動の道路を歩いていても、色んな場所からサックスやトランペットの音、気持ちの良い歌声などが聞こえてきて気持ちはソワソワし、歩くスピードは自然と早くなってゆきます。

あらゆる世代のさまざまな人たちが音楽を通して心をかよわせている、何とも夢のような時間でした。ぼくは楽譜さえ読めないけれど、あらためて音楽って良いな、と思いました。

期間中、会場を結ぶ無料のバスが運転されていて、そのバスの中でも乗客を巻き込んだライブがあって、そんな細かい所の力の入れようがテーマパークのようで、観客もスタッフも心から楽しんでいるのが伝わる素晴らしい時間でした。