ケープ・ライトのdiary

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20071025

ダイアリー3

10月24日は妻と僕との4度目の結婚記念日だった。

妻と僕は仕事を、娘は保育園を休んで家族3人で神戸へ遊びに出かけた。
娘が生まれるまでは、僕たちはよく神戸の街を歩いたもんだ。初めて2人で食事をしたのも神戸だし、元町の「丸玉食堂」へもよく行った。ここにはいっぱいの思い出が詰まっている。

子供が生まれると、行く先が変わる。すべてが子供中心で、車を使ってショッピングセンターや大きな公園へ出掛けるのが当たり前になった。

この日ばかりは妻と僕との記念日。娘には少し我慢してもらってのお買い物ツアー。

何という青空。そんな中、僕たちはセンター街へ、南京町へ、栄町へ気の向くまま歩いた。

街には街の匂いがある。すごく懐かしい空気のような気がする。それは妻と肩を並べて歩くことで、初めて感じることができるものだ。神戸の街がこんなに思えるなんて・・・。普段ひとりで神戸を歩く時とは明らかに見え方が違う。

娘は時々ぐずる。だけどさすがわが娘。空気を察してか、今日は随分控えめだ。
青空の下、ぼくたちは時間を惜しむように歩き続けた。特別なプレゼントはないけれど、この瞬間を過ごすことが大きな喜びだ。

妻は鞄を買った。
僕はレザーのジャケットを買った。
娘は・・・。娘は! 彼女はひとり手ぶらで家に帰った。

明日からはいっぱい遊んであげよう。
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20071020

20071020


大阪市、本町でウェディングの撮影がありました。

今日の主役、花嫁のシズカさんは初対面の人とでもすぐに仲良くなれる明るい性格の持ち主。花婿ホクトさんは口数は少ないんだけれど、口をついて飛び出す言葉が話題の核心を突いていて、静かながら存在感のある方です。

そんな2人のウェディング。

挙式前には館内を飛び出し街中で撮影。土曜のオフィス街は人通りも車もまばらだったけど、自転車で通りかかったおっちゃんから「おめでとう!」って声を掛けてもらったりしながら楽しい写真タイムでした。
(ビルの谷間を抜ける風が強くって、シズカさんはベールが風に引っ張られて大変でしたね!)

挙式は2人とも随分緊張したようだったけど、その後の披露宴が始まる頃にはもう緊張は吹き飛んで、ファインダー越しの表情も笑顔ばかり。きょうの披露宴はふたりの大親友が大勢駆けつけたこともあり、「これでもかっ!!」と言うくらいの笑い声が高い天井に響き渡るパーティーになりました。

そしてこのパーティーのトリはホクトさんのお礼の挨拶。
ことばの、ひとつひとつをしぼり出すようにしてマイクに向かうホクトさん、それを隣から支えるシズカさん。性格は違うけど、こうしてふたり並ぶと、とても良い夫婦です。

どうぞこれからもお幸せに!!

20071019

このところ、秋のウェディング・シーズンの真っ只中で結婚式に向けての打ち合わせや本番の撮影が続いています。

多い方だと会うのが3度目、4度目になって、お互い友人のように打ち解けて話すこともしばしば。実際の結婚式は一日で終わってしまうけど、ぼくはそれまでにコミュニケーションを重ねることが大切だと考えています。

一緒に結婚準備について考えてみたり、演出のアイデアを話し合ったり、お酒を飲みながら他愛もない話で大笑いしたり。本音で話す中で、時には式場などへの不安や不満を聞くこともあります。
そして、そのような話の中から、自分の考えがお客様の意向とズレていて修正しなければならないと気付く時があります。

式場のスタッフの方々、司会者、もちろんフォトグラファーも職業としてウェディングに関わる人達が共有する業界内の常識と、お客様が思い描く自らのウェディング。この二つに隔たりがあれば、お客様に満足頂ける結婚式はできないでしょう。

どの世界もそうだけど
お客様にはお客様の論理があり
ウェディング業界にはウェディング業界の論理がある。

重要なのはいかにウェディング業界で生きる人達がお客様の考えに寄り添えるか、という事です。

内側ばかり見ていると、お客様の顔をじっくり見ることはできません。

だからぼくは、お客様と話をする時間を大切にしたい。
一緒に大笑いする時間、お酒を飲む時間を大切にしたい。
そしてお客様の思い入れに寄り添って撮影に臨む。

この仕事に関して、ぼくは自分の論理にこだわらない。

主役は花婿と花嫁なのだから。

20071013

ダイアリー2


神戸北野でウェディングの撮影がありました。

この日式を挙げたのは新郎クニヒロさん、新婦ミチさん。
2人とも笑うと眼がとろけるようになる、癒し度満点カップルです。

9月末に入籍の撮影、お祖父さまお祖母さまと一緒の写真撮影もして、友人のように仲良くさせてもらっています。(新居にもお邪魔しました!)

神戸の街と海を望む会場であった披露宴は笑い声の絶えないたのしいものでした。そして、そんな一日で最も記憶に残っているのはそれに先立って行われた教会での挙式です。

式を司る牧師さんは、新婦ミチさんの大学時代の恩師の方でした。
だからなのか、いつもの撮影以上に牧師さんが語る言葉ひとつひとつが心に強く響きます。

式が始まり20分ほどが経った頃、少し間を置いて牧師さんが語り始めました。「ここからは少し僕の個人的な話になりますが・・・新婦のミチさんとは大学時代から仲良くさせてもらっていて、妙高高原に皆でよくスキーに行ったものです。そんなミチさんが結婚されて、スキー仲間がひとり少なくなってしまうのは僕にとって寂しいことですが、これから2人でどうかあたたかい家庭を築いていってください・・・。」

おそらく牧師さんも直前まで語るつもりのなかった言葉だと思います。だけど、だからこそ、とっさに出たこの言葉に特別の意味があるのでしょう。


大勢の人が集まる挙式で、こんな話をする牧師さんは今までひとりもいませんでした。(もちろん、花嫁のミチさんの恩師だからこそなんですが。)でもそれは、今まで体験したことのない祝福に溢れた挙式であることを意味する物だと思います。

この挙式の光景は忘れられないものになりました。そしてそれはクニヒロさん、ミチさんにとっても同様のことでしょう。

素晴らしい時間、素晴らしい一日でした。ありがとうございました!!

20071010

ダイアリー


大阪南港のハイアットリージェンシーてウェディングの撮影がありました。結婚式の舞台となったのは27階にあるスイートルーム。一室を24時間借り切ってのウェディングでした。

感性豊かでバリスタでもある新郎ダイスケさん。
凛とした雰囲気が漂う、立っているだけで様になる新婦ミサエさん。
オーラが輝くふたりでした。


列席者は2人の大切な家族たち。

牧師さんを招いての結婚式のあと、お食事会が始まりました。
生演奏のBGMのなか、ゆったりとした時間がスイートルームを包みます。窓からは晴れ渡った秋の空と青い海、六甲山までも見渡せて最高の空間です。

料理と共に笑い声がテーブルの上を行き交います。ダイスケさんはエスプレッソマシンを今日の為に持ち込んでいて、デザートのケーキと共にカプチーノのサービスもありました。

コーヒーの香りが部屋の中を包み、秋の日差しはオレンジ色に変わる頃この豊かな結婚式はおひらきとなりました。

ひとり、またひとりとゲストの方々が帰路についた後。新郎ダイスケさんから「今からカプチーノを入れるので飲んで行ってください!」とお誘いを受けました。部屋に残っていたプランナーさんとぼくは大喜び。
ダイスケさんが入れてくださったカプチーノは優しい味で、体全体がリラックスするのがわかります。

部屋に差し込む金色の光を浴びながら、僕たちは今日一日の余韻に浸っていました。充実感、喜び、感激、安堵、幸福感。興奮冷めやらない僕の胸の中には様々なさまざまな感情がぐるぐる回っていました。

今日一日、かけがえのない素敵な時間でした。
ダイスケさん、ミサエさん、ありがとうございました!!

20071007

20071016.jpg
神戸市内でウェディングの撮影がありました。

新郎カナイさん、新婦トモミさん。学生時代から約7年の時を経てこの日をむかえました。

親族と親友あわせて40人が集まったパーティー。

会場にはさまざまな手作りのものが溢れていて、この結婚式への思い入れを感じることができます。
中でもウェディングドレスはトモミさんのお母様の手作り。お住まいのある長崎県から東京までトモミさんとともに生地を買いに行かれたそうです。(このドレスは結婚式でも二次会でも着られました。後姿も素敵でとても似合っていました!)そしてドレスの製作過程が写真などを使って本になっていました。ドレスと共にこの本もきっと宝物になることでしょう。

もうひとつ、ふたりが7年間撮りためた写真がCDジャケットの大きさの写真集にしてありました。そこに写っているカナイさんの表情、そしてトモミさんの表情がバツグンに良くって、ぼくは正直「負けた!」と思いました。いくらぼくが頑張って何百枚もの写真を撮っても、お互いのことを一番分かっているパートナーにしか見せない表情ってあるんですよね。

子供の写真は親が撮るのが一番良い表情が写ると思うし、それと同様、結婚式でも新郎の写真は新婦が撮るのが一番良いものが出来るでしょう。

フォトグラファーという職業のぼくとしては悔しいけれど、現実はその通りです。

天気予報に反して雨も降らず、思い描いた以上の楽しいアットホームな結婚式の中、二人の笑顔が弾けます。ぼくはこの写真集の中ような表情の写真を頭に描いて何百回もシャッターを切りました。

あの写真集に近づけるような写真を撮るために。

20071004

ぼくはウェディングのフォトグラファーになってホント良かったと思っている。

お客様に完成した手焼きのアルバムを届けた時の嬉しそうの笑顔を見たときや、お礼のお手紙をいただいた時など、心の底から喜びが溢れてくる。

生まれ変わってもやはりこの仕事をしていたい。

ぼくのスタイルはただただストレートな物。まず気持ち込める。僕にとっては年に50回ある撮影の一回という計算になるかもしれないが、新郎新婦には結婚式はもちろん一生に一回だ。だからぼくも毎回、一生に一回、二度と撮る事のできない写真を撮る。

オーソドックスな婚礼写真には興味がない。
いくらドレスがきれいに見えても、構図が完璧でも、その時の空気感が写っていない表層だけの写真では何の価値もないと思っている。

ぼくが写したいのは瞬間の表情、生きた表情。その場その場で感じたことをフイルムの中に定着させて一日が終わる。その結果、素敵なアルバムが出来上がれば良いと考えている。良い写真を撮る為にはどうすれば良いか?常に頭の中でそう考えていたい。

ケープ・ライトを立ち上げてしばらく経ち、営業方法や売り上げなどに頭を悩ます日が近頃多くなってきた。妻や娘を持つ身としては当然の事かもしれない。

だけど、ぼくの仕事をビジネスにしたくない。自分自身、計算高い人間にはなりたくない。ぼくがなりたいのは経営者では決してない。

ぼくが考えるのはただの理想なのかもしれない。それでもその理想がぼくをフォトグラファーとしてやって行く大きな支えになっている。

営業や売り上げに気持ちを向けるのは止めようと思う。

ぼくにできるのは目の前の光景に、心を開いてカメラ向けることだけだ。そして最高の写真を撮って行こうと今決意する。自戒をこめて。

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