ケープ・ライトのdiary

20071119

いや~一気に寒くなったね・・・。

「ランカ」のオーナーユキちゃんとその友人の石井さんとそんな事話しながら、梅田の高架下のラーメン屋で麺をすする。

寒い日はラーメンに限るね・・・。

なんて言いながら。
スープが旨い。

お腹も満たされ体もポカポカになり、ぼくたちはライブ会場の「noon」へ向かった。
トウヤマタケオ楽団のライブを見るために。

待ち時間は気にならない。むしろ開演までのドキドキする待ち遠しさ、そんな気分は大好きだ。ユキちゃんや石井さんやこのライブに誘ってくれたミサちゃんたちと話しこむうちにビールが進み会場は人で埋まる。

満員の会場の中、音が鳴り観客の体がリズムを刻む。

スゴイな!カッコええな!!

キーボードが、ドラムが、ギターが、トロンボーンが、フルートが、クラリネットが、チェンバロンが、歌声が・・・・。全部全部ひとつにまとまってひとつの音楽になる。

体の芯の芯まで響いてくる音だ。
多くの人の思い入れが集約された音だ。

狭い空間は熱い空間でもある。
そんな中での2時間。寒さはとっくに吹き飛んで、とても濃密で贅沢な時間でした。

素晴らしき「トウヤマタケオ楽団」!!
素晴らしき日曜の夜!!




20071111

西宮市、甲子園球場近くの会場でウェディングの撮影がありました。

サスガ、会場が甲子園と言うことで今日この場所で結婚式を挙げたのは大のタイガースファンの新郎新婦でした。

二人の出会いは共通の友人と一緒に行った甲子園球場で。その後何度も球場デートを重ねたそうです。

ケーキカットのケーキも甲子園球場の形をしたもの、退場の音楽は六甲おろし、お見送りの際に配るお菓子はトラッキーのキャラクター入りと、コテコテです。ほんま。

会場は一面大きな窓のレストラン。きょうの天気予報はあまり良くなかったようですが、二人の人柄なのでしょう、心配された雨も降らず爽やかなウェディングでした。

この季節は太陽の動きが早いので、陽の当たり方が時間ごとに変化します。そして写される写真の雰囲気も分刻みで変化します。それがスリリングで面白い。披露宴の時間は3時間に満たないけれど、その間に会場全体や新郎新婦、ゲストの表情も陽の当たり方でさまざまな見え方になります。

この日のクライマックスは隣接するガーデンでのデザートビュッフェ。甲子園球場の形のケーキはシェフによって切り分けられ、ゲストの方々のお口の中へ・・・。みんな甘いものが大好きです。お父さんもお兄ちゃんもニコニコしながら芝生の上でケーキを頬張る光景は幸福そのもの。大きく西へ傾いた赤い太陽に照らされて、新郎新婦の瞳がキラキラと輝くステキな瞬間でした。

来年こそタイガース、優勝して欲しいですよね!なんて、結婚式とは関係ない話題で盛り上がったり、いつもとは一味違うきょうの甲子園ウェディング。思い出に残る一日でした。ありがとうございました!!

20071103

ダイアリー


大阪、南港でウェディングの撮影がありました。

きょう結婚式を挙げたのは共にマイペースB型カップルのタケシさんとカズミさんです。

2人とも芸術家肌で、結婚式にも手作りのアイテムや、ドレスやブーケといったこだわりの品々がいっぱいあり、この日への思い入れを強く感じます。

そんな2人が会場に選んだのは、ホテルの最上階にある中華レストラン。地上28階からの眺めは圧巻で、はるか彼方に明石海峡大橋まで見え、まるで空の上を飛んでいるような気分にさえなります。

この日は透き通った青空。

その青空と秋の日差しの中、挙式が始まるまでの間僕たちはさまざまな場所で写真を撮りました。挙式を無事に終え、タケシさんカズミさんゲストの方々は28階へと移動します。大きな窓の外は青い海と青い空。日差しはみんなの顔を明るく照らします。

笑い声に包まれたウェディングパーティー。その中心には普段と変わらない飾らない二人の姿がありました。秋の太陽は足早に西へと傾きます。朝はあんなに青かった空の色も徐々に色味を変えて赤みをおび、青かった海は光を受けて金色になりました。

この28階は相変わらずの楽しい空気が流れます。そして披露宴のトリになる友人が歌うコブクロに合わせるように赤い太陽は水平線へと姿を消し、タケシさんがお礼の言葉を述べる頃には窓の外は一気に夜の景色になっていました。

こんなに太陽を見て結婚式を撮影したことは初めてでした。365日、46億年にも渡って営まれてきた当たり前の光景なんだろうけど、あらためてこの世界に生きていると実感した一日。

そして、この先二度とめぐり合うことがないであろう、素晴らしい結婚式でした。

タケシさんカズミさん、ありがとうございました。そして心からオメデトウ!!