ケープ・ライトのdiary

20091215

どうやら流星群が見えそうだというニュースを見て、ぼくは午前2時に家を出た。

外はただ寒い。

普段はこんなだれもいない真夜中に、街灯がコウコウと灯っていることに変な違和感を感じる。

星はそれでも近く見えるものだ。

ぼくは空を見上げながら近所の道を歩いた。

星空を見上げながら、ぼくは友人の事を思った。

その友人は最近大切な家族を突然失った。
悲しみに暮れる彼のそばで、ぼくはなにも力になることができず、それが歯がゆくてならない。

唯一できるとすれば、それは旅立った彼の家族のことをずっと忘れないということだろう。

星空を見ながら、「ずっと覚えている」と約束する。

星を見るたびに、ぼくはあなたの事を思い出します。

ふと北へ向かって短い光が走った。
この日見る事ができた、たったひとつの流星だった。

この夜の事をずっと覚えてゆく。


カワタヨウスケ


関連記事