ケープ・ライトのdiary

20100513

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晴れた5月の午後、ぼくは写真集を開きます。

じっくり見入ったのはウィリアム・エルグストンの「DEMOCRATIC FOREST 」という作品。

1989年に発表されたもので、アメリカのテネシーやミシシッピといった南部を中心に撮影された写真で構成されています。(一部ベルリンなどで撮影されたものもあります。)

被写体は街であったり森であったり道であったり。人が暮らした痕跡を感じる写真が多くあります。何か取り残されたものといったような。


この家にはどんな人が住んでいるのかな?

そもそも、ここに人は住んでいるのかな?

そんなことを考えてページをめくると咲き誇った花が出てきたり、人に出会ったり空を飛んだり・・・

少しずつ物語が進んで行きます。


写真の一枚一枚にタイトルが入っていて(ほとんどは撮影した地名です)、その一つが「パリ、ケンタッキー」となっていました。
そうヴェンダースの「パリ、テキサス」を彷彿とさせるような。

思えば時代も一緒だし、映画の中に漂う雰囲気、写真集の中に漂う雰囲気そっくりです。

一度も行ったことがないので説得力はゼロですが、80年代のアメリカの一部分を象徴した写真集ではないのかな!?

と偉そうに考えてみるのでした。  エッヘン


カワタヨウスケ
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