ケープ・ライトのdiary

20100810

東京都写真美術館でのオノデラユキさんの写真展。

想像力の豊かな人だと思う。

たとえばある男がヨーロッパのとある国のホテルで失踪したという「オルフェウスの行方」という作品。写真家はマオリ族の物語をモチーフにして、失踪した男は地球の裏側に移動してしまったのではないかという推理を展開する。そして男が滞在していたホテルの写真と地球の反対側、ニュージーランドの北島の風景を並べて展示。
ぼくはホテルからパジャマ姿でポン!とニュージーランドの森に抜け出た男の姿を想像する。

オノデラさんの代表作である「古着のポートレート」や「Transvest」などの作品も長辺が2メートル近くに及ぶ特大の銀塩プリントで展示されていて粒子やスポッティングのひとつひとつから作者の息づかいを感じることができた。

発想がむちゃくちゃ面白いし、写真の質も息をのむような美しさ。オノデラユキさん、凄い写真家です!!

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