ケープ・ライトのdiary

20080504

20080502-1.jpg


ふと休みを作ってぼくは一人ドライブに出掛けた。

目的地は丹後半島。もう10年も前になるだろうか。写真学校に通っていた2年間、毎週のように撮影に訪れていた場所だ。

最後に訪れたのが5年前。その頃に比べても風景は随分変わっていた。よく家に招いてくれた地元に老夫婦の家は見つけることが出来なかったし、田畑は荒れた場所が多くなっていた。

だけどここに生きる人の人柄は変わらない。全くの他者であるぼくに気軽に声を掛けてくれる。

「兄ちゃん、どこからきたの?」

「まだ田植えには早いよ!」

「何年か前にも君のような男の子が写真撮りに来ていたよ。」
(それ、多分ぼくなんですけど・・・。)

何気ない会話が心地よい。

「今の季節は3時には起きるよ。まず海に出て網を揚げに行って、その後青モノを釣りに行って、それから畑に出るわけ。」「この時期はねキバラなあかんのよ。冬になって雪が降れば何も出来ないからね。」

生きた声が聞こえる。

いつの頃からか、忙しさにかまけて足が遠のいてしまっていたが、改めてこの場所の空気に触れると気持ちが解きほぐされるのを実感できる。
堅く凝り固まっていた心がやわらかく、やわらかくなる。

ぼくには、こんな素晴らしい場所があるんだ。

この土地でのさまざまな体験はずっと忘れない。

関連記事