ケープ・ライトのdiary

20140117

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1月17日は阪神淡路大震災があってから19年目にあたる年です。

ぼくは今38歳。震災まで19年生き、震災後も19年生きてきました。

38年をざっと振り返ると、震災があった19歳を境に世の中の見方が随分変わりました。

19歳までは当たり前にあったもの、絶対だったことが、どれほど脆くだからこそ大切なことだったのか。

ぼくの目の前で当たり前に建っていた建物は崩れ、電車は止まり、蛇口をひねっても水は出ませんでした。
ひとの命があんな多く一度に失われるなんて、自分の住む家が崩れ落ちるなんて想像すらできませんでした。「生きていたい!」と心の底から思いました。

あの頃のぼくにはその時に起こった事態は理解できる範疇を超えすぎていて考えることすらできなかったけれど、生まれてからずっと信じていた世の中の「絶対」が一瞬でなくなってしまうということを身をもって体験した年になりました。

震災後の19年間は「目の前のものはいつか消えてしまうかもしれない」という、恐れのようなものがつねに頭の片隅に住みついています。

「いつか消えてなくなる」ことは本当のことです。

だからこそ、今目の前にあること、目の前のキラキラしたことを大切にしなければと心の底から思えるようになりました。

家族と過ごす当たり前の時間、結婚式を撮影する時の喜び、スタッフたちと共有する仕事の楽しさ。

その時感じた気持ちを胸に刻み生きていたいと思っています。

ものは必ず消えてなくなります。でもその時感じたココロは決してなくならないし、次の世代に受け継がれてゆくもの。ココロの中にあるものを大切に、当たり前のものを大切に。

19年前の出来事を境にしてそう思えるようになりました。


今日一日は震災の日を思い返して過ごします。



河田洋祐
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