ケープ・ライトのdiary

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20160104

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あけましておめでとうございます。

仕事始め、アトリエに行くとポストには多くの年賀状がありました。
何年にも渡ってやり取りをしているかつて結婚式を撮影させていただいたお客様や、昨年写真を撮らせていただいた方々から届いたものです。
毎年そうなんだけど、この新年最初の仕事、年賀状をじっくりと見るということはぼくたちにとってすごく楽しみな瞬間です。

いつも撮影をしながら「この場だけの仕事にしたくない」と考えています。こうやって年賀状が届くということは、気にかけてくださっているお客様が多くいて、これから濃いお付き合いができるということだし、それは何年にもわたって続くことだと思う。
それがむちゃくちゃ嬉しい。

今年もお客様に恵まれて良い仕事ができそうな予感です。

昨年末、大切な経験を撮影でさせていただきました。

家族写真を撮ってほしいという依頼でぼくはある病院へ向かいました。
そこには96歳になるおじいさま。その周りを70年連れ添ったという奥様、その娘さん夫妻、お孫さん家族などが集まっていました。
これまでありがとう、これからも一日でも長生きしてくださいという気持ちをこめてみんなで記念写真を撮ります。

そのさなか、おじいさまのところに抱かれた0歳のひ孫がお母さんに抱かれてやって来ました。
お母様が子供の手を差し出し、2つの手は軽く握手。

0歳の小さな手と、96歳のがっしりした手が触れ合う。体温が伝わる。
それは凄いことだと思う。

だって、ほぼ100歳の差、1世紀隔てた人が触れ合うんだから。

この瞬間のこと、0歳の子供はもちろん記憶には残らないと思う。でもその瞬間を写真に残せたの言うことが嬉しい。

ぼくたちの主な仕事は結婚式という、かけがえのない瞬間を撮ること。それは間違いなく素晴らしく大好きな仕事です。

でもそれ以外にも、ニンゲンにとって大切な瞬間は多くあり、その殆どはドラマティックではないと思います。
ドラマティックでないにしても、その瞬間を写真に残すことがぼくたちの仕事。

見過ごしがちだけど、しっかりと受け止めなければと実感します。
その場に立ち会えることに感謝して。

年が暮れるその直前、原点に戻ることができる撮影になりました。


わたしたちはそんなスタイルで今年も仕事を進めて参ります。

本年もよろしくお願いいたします。


河田洋祐

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